第36個故事

ずいぶんとまた更新まで間があいてしまいました。梅雨に入った台北は、凶悪な湿気で体調もくずしがち。そんなこんなで最近週末も特にお出かけなどなく、平日の合間合間に映画ばっかり見てます。これは体調のいいときと何にも変わってないですね(笑)。
更新していない間にはてなの入力フォームが変わってしまってびっくりだよ!!何かモノを書くときに、慣れたビジュアルに非常にこだわりのある私。なので、こういう変更は……ますます更新が少なくなるかも。

台北電影節のコンペにもエントリーしている「第36個故事」を見てきました。

エグゼクティブプロデューサーに候孝賢。台湾ですっかり人気者になった中孝介さんがちょっとだけ出てますよ。

台北に夢だったコーヒーショップをオープンした姉妹。開店のときに友人たちが持ってきたへんてこなお土産が機になって、物々交換(「以物易物」って言ってた)ができるお店になっちゃった。そんな物のやり取りから生まれてくるなんてことないお話と彼女たちに起こる変化と……というそんなお話。
ともかくも、映像のきれいな映画でした。オープニングに映るコーヒーメーカーまできらきらっとしてるの。台北の町が、これまた美しく撮られていて、台北というか台湾というのは、本当にフォトジェニックな場所なのだなあ……と思いました。台湾映画のカメラマンさんの腕がいいのかしらん。普段歩いている町は、そんなに輝くような町だとは思えないのだけれど(笑)。
ジャズ風の音楽も映像ととてもマッチしていて、気持ちがいい。台湾の人はボサノバだとかジャズだとか、ゆったりしたリズムの曲が好きですよね。*1

どうも撮影された「朵兒咖啡店」は実在して、今も営業中らしく、この映画の公開前後からとっても話題になっているんだとか。午後のお茶のスイーツが、映画で語られていたように日替わりで、毎日違うケーキが楽しめるらしい。
中国語の先生が、こっそり場所を教えてくれたので、私もこっそり行ってみようかと思っております。

これも見てみて、今年の台北電影節のコンペ部門、本当にレベル高いなあ、との思いを新たにしましたです。

*1:台湾では知らない人がいないくらい小野リサさんが大人気です。