石垣島→竹富島

……もうあれからいかほどの時が経っているというのだ。覚えているのか?annoncitaよ。本当に期待していただいている方、大変申し訳ない。ここのところちょっとムリの効かない体でございまして、更新ままならずごめんなさい。お知らせしたいことや書きたいこと、他にもいっぱいたまっているのに……ああ……


さて、ともかく。基隆を出港してのんびりゆったり、翌日の朝9時に石垣の港に着きました。これは貨物船なんかが入る桟橋なのかな?入管の人が船に乗り込み、船内で手続きをする、という方法で入国でした。前の日記でも触れましたが、日本国籍以外の方は「仮上陸許可証」が発行され、一時的な上陸のみ許可されるという形。なので、手続きの違う日本人の我らは特別扱いで、手続きがささっと済むという特典がありました。


上陸したら大雨……しかも港なんで、風が半端ない。船の日本人スタッフの方もめったに見ないような大雨だったらしく、苦笑いしてました。ともかくも、数台待機していたタクシーに乗り込み、まず離島ターミナルへ。



上陸時間は7時間30分だが、強行で竹富島へ行くのだ(無謀)!さっきまであれほど激しく降っていた雨もやみ、うん、何とか。時間の押し迫った旅行であっちへこっちへわたわたしてたので、ターミナルについてはっと気がついたんですが、船のスタッフにいただいた、台湾の簡易カッパ、一行全員が着たままうろうろしてました(笑)。石垣の人、これ見たことあったかしら。ビニール袋にゴムがついてるだけみたいな、見慣れないととても不思議な代物なんですが。


ほぼ30分ごとに出港している高速艇に乗って、いざ竹富に上陸。ターミナルから、地元の水牛車の観光会社に予約を入れておいたので、上陸後、そちらの会社の送迎車に乗りこみ、集落の方へ。



景観保存地区に指定されて、あえてかつての琉球家屋をそのままに残している竹富の町並みは本当に美しいですね。沖縄初の私は、屋根の上のシーサーだって初めてこの目で見ます。何より、島のそこかしこに咲く花が彩り鮮やかで美しいこと。
水牛車のガイドさんはベテランさんだったらしく、案内も興味深く「おおー」と聞かせていただきました。竹富と西表島で水牛車が観光資源の一つなっているけれど、この水牛たち、台湾から来たんですって。台湾が日本領だった当時、多くの台湾の農民が多く八重山に移住してきていて、そのときに移入されたんだとか。かつては農耕用に飼育されていた水牛たちも機械化が進んだ今はお払い箱。だけど、こうして観光の目玉としてまた活躍の場が与えられています。
ガイドさんが「じゃあ、行くか」と一声かけるだけで、ムチも何もなく、黙ってすんなりいつものコースを歩き始める水牛の賢さには心底驚きました。
私たちが子供連れだったので、水牛車名物ガイドさんの三線演奏は「サザエさんのテーマ」琉球アレンジバージョンだったりと気を使っていただきました(けど、母は安里屋ユンタ聞きたかったです……)。


ほんっとうに時間がないので、水牛車に乗っただけで竹富島でできることはほぼ終了。次の送迎バスまでのわずかな時間の合間、とりあえず竹富島最高峰「なごみの塔」へ。


 


高さわずか20数メートルですが、本当にまったいらな島なのねー、いい眺め。
さらにわずかな時間にちょっとその辺のお店に入ってみてカキ氷。接客もすごくなごむし、お店の雰囲気も最高ではないか……もっとゆっくりしたいよう。

 


ああ、ものすごく入りたかった民芸館。ミンサー織り……見たかったな。


泣こうがわめこうが、時間は限られているのです。再び桟橋に戻り、石垣島へ舞い戻りです。まだもう少し続く。