2010 平渓天燈節

◆平渓天燈節
http://www.pingshi.com.tw/all.htm

えー、今年も行ってまいりました。平渓天燈節。空飛ぶランタンが有名な台北郊外の平渓という町。いつでも遊びに行けばランタンを飛ばすことはできるのですが、旧正月休みから旧正月15日(元宵)にかけて、お祭りとして何回かのイベントが行われるのです。

今回も中規模なお祭りが行われる菁桐のお祭りに参加です。



現地には2時過ぎに到着。去年、ぼんやりしていたら配布が終わっていた、18時からのみんなでランタン上げるイベントの整理券をまずもらわなくては、と会場の菁桐國小へ。行列はあったものの、無事18:30集合の第3波の整理券を無事手にすることができました。1波につき60組、ほぼ15分おきくらいに12波準備されておりましたです。


さてさて、18時までにはまだ時間がたーっぷりありすぎるくらいある。ので、今回も電車を眺めたりお茶をしたり、お散歩したり。


   


今年の平渓線は気合入ってラッピング車両が走ってます。とってもかわいらしいイラスト。


電車が入線していてもなお、線路の中から天燈を上げる人々。



老街は人があふれすぎてカメラを構えることもできない状態に。


そもそも平渓線というのは、この辺で産出される石炭の運搬用に引かれた路線とのことでして、菁桐の駅横にも鉱業の小さな資料館があります。駅から少し歩くと坑道のあとも見られるとのこと。



そんな町なので、やっぱり日本人の足跡があります。


     


最初の2枚の写真は「皇宮茶坊」というお店。なので入店すれば今でも中が見られます。「東京」という名の民宿も併設。別の家ですが「北海道」という民宿もあります。
これらは炭鉱の日本人関係者たちが利用していた日本式の家屋だそうです。
お店の前には新聞の切り抜きが展示してあって、多くのアーティストのMVの撮影やドラマの撮影に使われているようです。


◆皇宮茶坊
http://home.pchome.com.tw/store/palace0501/


と昨年来たときよりも余裕を持って観光もしていたところでだんだん暗くなってきました。いよいよだー。


18:30より少し前に、集合場所の國小の入り口へ。台湾時間ではなく、皆さんかなり早く集まってました。びっくり。
列を作って係の人に従ってグラウンドへ。グラウンドにはボランティアの町の皆さんが立ってます。彼らの足元に番号が振ってあって、自分の整理券と同じ番号のところへ行って、「よろしくお願いします」。


天燈とマジックペンを渡されて、お願いごとを記入。「結構時間あるから、たっぷり書いてー」と指導のおじさんに言われたんですが、えーとー……4面もあるところに何を書いたら……?「平平安安」とか「恭喜發財」とか書けばいいのかな。でも、まあ、せっかく日本人なので、日本語で書くか……と思いつくかぎりのお願いを書いてみました。

会場が暗くなると、ガスバーナーを持った別のボランティアさんたちが近づいてきて点火。司会の人の「放(ファン)」という言葉に合わせて飛ばします。


自分の回は撮影できなかったので、第1派を撮ったものです。


3月6日までの期間中、毎日何かしらの催しがあるようなのですが、こうして集まってランタンを飛ばすイベントはあと2回。ランタンの数も増えて、イベントの規模も大きくなります。

2月28日(日) 十分天燈廣場(18:00−)
3月6日(土) 平渓國中(18:00−)

この両日とも交通管制が引かれ、自家用車での現地乗り入れはできません。平渓線を利用するか、木柵動物園駅から発車するシャトルバスを利用するかのどちらかとなります。動物園から平渓まで50元、帰りは免費だそうです。
詳しくは、この記事冒頭のリンク先にてご確認くださいませ。


あー、それから。「天燈は見てみたいけど、今からじゃもう間に合わないわー」という東京近辺在住の方(すごい限定w)。「海角七号」のあとにシネスイッチ銀座で上映されている「台北に舞う雪」という映画はこの菁桐の町を舞台にした映画ですよ。とはいえ私は見逃しているのですが。この町を舞台とするからには天燈のシーンがあるに違いない。ぜひごらんになってみて、来年、天燈節に参加してみてください(強引)。


台北に舞う雪 オフィシャルHP
http://taipei-snow.jp/main.php