台南旅行 その8 關子嶺

いよいよ台南最終日。暖かくて古い町、私を魅きまくる台南ともお別れです。


台北への途上、ちょっと寄り道してこれは行っておかなくては、な温泉に立ち寄ります。關子嶺。
北投、陽明山、四重渓と台湾四大温泉と並び称される古い温泉場です。この四大ってきっと日本人が言い出したのよね……。古い温泉ばかりだもの。戦後開発されたいい温泉も今はたくさんあると思う。


白河のインターチェンジから山に向かって走ります。道中ずっと「關子嶺」への標識が出ているので迷いようのないところでした。ナビがハングしていたけど、没問題!

トンネルを抜けるとこのようなところに出る。

けど、そんなににぎやかではないかな???と思ってさらに上ってみたら、また少しにぎやかな場所に出て、大きい公園と観光案内所を見つけました。
子どもがお手洗いに行っている間に、だんなさんに話を聞いてもらっておいたら、山の上の温泉街はわりに新しい温泉街で、下の方が昔からある温泉街なのだと。案内役のおば様は、大いに張り切り、近隣の説明もあわせてたくさんお話してくださいました。この温泉は日本人の警察官だかが発見して開発が進められたのだとか。


じゃ、歴史の古いほうで、ということで再び下の方の温泉街に。
水着で入るテーマパーク的温泉もあるのですが、ゆっくりお風呂に入りたい!ということで貸切温泉にすることに。


◆青雅泥漿温泉(音声付)
http://www.chinya.com.tw/indexchinya.html

 


旅館の名前にも入っているのでお分かりかと思いますが、泥の温泉なのです。驚くほどに肌がつるつるになりました。子どもたちも「こんな温泉があるんだー」とびっくり。水を混ぜて*1ちょっとぬるめにして、2時間たっぷり浸かってましたです。


さっぱりしたところでお腹もすいたので、ご飯ご飯。
このあたり、甕缸鶏が有名。高速から關子嶺に向かう道にはずらーっとそのお店が並んでいます。

  


車がたくさん停まっていて人気高そう!とこちらに。午後2時過ぎにもかかわらず、かなりのお客さんが。


甕缸鶏とはこちら。

  


軍手して、ばりばりっと剥きます。ドラム缶でローストしているチキンなんです。


こちらのお店ではかなりしっかりしたお釜を使ってました。

薪は龍眼の木を使うのですって。


關子嶺が在する白河郷は蓮の名産地*2でもあり、蓮の葉包みご飯も頼んでみました。ただ、火が入りすぎて強くなってましたよ。それと、筍の炒め物。おそらく生え始めのやわらかいところを使っていたみたい。すごくやわらかくて甘くておいしかったです。


お腹が満たされたところで、珍しいものだからと「水火同源」を見に行きました。
温泉街からちょっと山を登ったところになります。車ではすぐ近くに駐車場があります。


泉が湧くところから天然ガスが噴出しているので、水と火が同時にあるっていう。


この現象も珍しいんですが、何だかこの周囲の公園も面白い雰囲気でした。大道芸をする人、ギターを持ってきて歌っているおじさん、……預言者?と思われる演説をぶつおじさん、占い師。とっても不思議な人たちがなぜか集まってきている、という。ヘタレな私は彼らにカメラを向けることができなかったんですけれども。


そして、帰り道。だんなさまが立ち寄りを進められたという高速のサービスエリアに寄りました。


雲林にある古坑服務処。


雲林ではコーヒー豆を生産していて、台湾産コーヒーを出すコーヒー店があるとかで。關子嶺からさらに山奥に入ったところにある東山郷というところもコーヒー生産で有名です*3


 

華山古坑珈琲というのが国産コーヒー。ちょっと高いな。注文してから5分お待ちを、ということでしたので、1杯1杯点ててくれているようです。香りよいおいしいコーヒーでした。
ちなみに価格表に見える藍山珈琲というのはブルーマウンテン。まんまです(笑)。当初台湾に来たときは、コーヒー豆の種類が読めなくて、本当に四苦八苦しました。あまり飲まない紅茶の名前はいまだによくわかりません。

ここにはものすごい大きな噴水があって。

子どもたち大はしゃぎ。1月なのにびしょぬれになった……orz


今回もとっても楽しい旅行でした。今まで山の中だったり海だったり、田舎旅行が多かったのですが、台湾はほかの町もなかなか面白いな。
今度は春節に旅をする予定……ってあと2週間だよ。また行くんだ(笑)。

*1:源泉は70度です。

*2:5,6月ごろには綺麗な蓮の花が鑑賞できるそうです。

*3:關子嶺から東山へ向かう道は「東山珈琲道路」と名づけられていたし、毎年10月には東山珈琲祭りが催されるらしい