台南旅行 その4 跨年晩会

昨日今日と寒いです。日本も寒いようですが、テレビのニュースで淡水の今朝の気温4.8度と報じてました。台湾で5度以下って、たぶん初めて見た。あ、山岳部を除きます。暖かかった台南のことを思い出しつつ、寒さをしのごう……。


鹽水の素敵な天主堂を見てから、近辺でお昼を食べられるところを探しますと、鹽水の町は意麺が有名なようです。


市場というか屋台村というか、そんな場所があったので、入ってみた。
複数お店はあったのですが、こちらのお店、自店ブランドのおみやげケースをカウンター前に積み重ねていたので、おいしいんじゃないの?と選択



わんたん麺と、乾麺と、その他もろもろ。
意麺っていうのは、きしめんほどは太くないし、コシもないのですが、ペラっと平たくて長い麺でした。スープの味もしっかりしていて、ワンタンもおいしいー。


曇っていた空ですが、この頃とうとう雨となり、しかもかなり本格的。心が……そわそわし始めました。
と言いますのも。12/31のこの日の晩、台南市政府前で「跨年晩会」すなわちカウントダウンパーティが行われる予定だったのです。
台湾の年末年始はそれはもう旧正月が大本番なのですが、新暦の大晦日には全国各地の大きめの都市で、著名な歌手を集め、その歌や花火の打ち上げで、楽しく年越ししよう!というイベントがあるのです。人気歌手だと何箇所も掛け持ちをして出演します。新幹線もできたせいかしらん。


右がそのポスターですが……目のいい人ならわかるかもしれませんね。はい。范逸臣(ファン・イーチェン)が出演するのでございます。本当に、たまたま、たまたま旅行の予定を決めたあとに、台南跨年晩会の出演を知ったんですよ。決してこのために台南に来たのでは……!!


幸い開演時間近くなると、雨はピタリと止みました。
お祭りムード。

 


ステージ、結構しっかりしてかっこいい。さすが台南、大型モニターは奇美(CHIMEI)。


A-Linが8時頃に登場。私は彼女とはよっぽど縁があるのかなあ。原班人馬も、たまたま通りかかった八里でも、ここでも!抜群の歌唱力なので、今度ちゃんとCDを買って聞いてみよう。A-Linは掛け持ち組みなので、3曲披露して早々に次の会場、台中へと向かってしまいました。


カウントダウンの0時まではまだまだ。次々に歌手がステージに上がります。お目当てでなくても、初めて聞く歌でも、楽しいよ!


気になった人たち。

張芸京


「很帥(すっごくハンサム)喔〜」という司会の紹介のあとに登場したのだけど、んんん?男の子にしては線が細くない???声は低めだけれど、男性の声に比べると高くないかな……???とパフォーマンスの間中、彼?彼女?と悩み続けておりました。中性アイドルとして人気があるそうな。知らんかったー。


艾成


帰ってきて中国語の先生にお尋ねしたのですが、彼のことは知らなかった……とにかく衣装にインパクトがあり、お笑い系?なの?と思ってみていたけれど、歌唱力もダンスもかなりしっかりしているようなのです。いまだに気になる。


あ、田中千絵ちゃんもゲスト出演

范逸臣とのからみはなかったです。新作映画があるとのことで、そのプロモーションもかねて。中国語の歌を歌っていきました。
あ、あと台南市長さんも歌ってくれた(笑)。台湾語の歌のようでした。結構上手でしたよ。


年明けまであと20分くらいになって、ようやっと我らが小范!待ってたよー!!



桃園のステージを済ませての台南のメインゲスト。さすがに誰もが知る、国民的ヒット映画の男主角。大いに盛り上がります。
「無楽不作」と「國境之南」の2曲を歌うと、会場中で大合唱。普段、周辺にファンがいないので、本当に誰もが彼の歌を知っているんだーということを目の当たりにすると、ちょっと感動。下手クソ中文で、私も唱和してきましたよー。


そして、あと10分をきるころになると……

一度歌は中断されて、ステージの上にぞろぞろとおじさんおばさんたちが登壇してきます。
どこの跨年でも大体同じなんですけど、市や縣の偉い人がいっぱい出てくるんですよ。急にキナ臭い場に(笑)。
そして、あの人この人を紹介しているうちに、あと1分のところでモニターでカウントダウン開始!


海角七号」を見てくれた人ならわかってくれると思うんだけど、「范逸臣とする」カウントダウン、わくわくです!*1マイクでは市長さんの声がでかかったけど、小范の声もしっかり拾えてた。と思う。そうでなくても、そう思うことにする(笑)。


おめでとー。


范逸臣はこのあと新曲を2曲披露してくれて、終了。晩会自体はまだまだ続きます。2時くらいまで。


あー、とっても楽しい年越しだった。台湾ではNHK紅白歌合戦も見られるんですけれども、正直今の私には、こっちの方が楽しいし、しっくり来ます。年越しイベントとして。来年は台北のに参加してみようかなあ。

*1:答えは映画で!