中元節
夏旅日記も途中ですが、台湾での一つの大きな祭祀というか、行事があったので。
中元は、旧暦7月15日。今年は9月3日*1にあたっています。この前の週末から各町に大きな黄色と赤の縞模様のテントが張られるようになり、むむ、何が始まるのだ?と思ってみてました。
台湾の中元については、旅旅台北さんの記事がすっきりしていたようなので、リンクいたします。
◆旅旅台北 中元節 拜拜の日
http://www.tabitabi-taipei.com/more/2004/0831/
早い話が日本の盂蘭盆。台湾では旧暦7月は「鬼月」*2として死者の霊が帰ってくる月と考えられており、結婚式など慶事は避けるのだそうです。中国語の先生に「好兄弟が帰ってくるんです」と教えられ、「え?兄弟…???」と疑問に思ってたんですが、「好兄弟」っていうのはさまよえる死者の霊のことをそう呼ぶのですね。はじめて知った…
私が住んでいる町は、外国人も多く、台北のなかでは洋風な建物も多いところなんですが、そのような町でもこの日になるとほとんどどの店先にもこのように祭壇が置かれます。
これは近所のお花屋さんのもの。なので、お花が立派。お供えものは結構その辺に売っているもので、カップラーメンだとかスナック菓子などが山のように積まれていることが多い…かな?あといくつかのフルーツ。
台湾に来て、何やってるんだろう?と興味深くみたのがコレです。
「紙銭」。
あの世のお金、らしいです。この時期になるとカルフールなど大手スーパーでたくさん売られています。
祭壇の脇でこのような炉に火をくべまして、紙銭をぼんぼん燃やします。
来世でもお金に困らないように気を配る…っていうのは、漢文化らしい。