平渓天燈節

長い春節休みも終わり、家族はみんな仕事へ、学校へと散っていきました。駐在家庭の皆さんは、この長い休みを海外で過ごしたり、帰国したりしたようですが、準備の悪いわが家族は台湾居残り。チケットが全然とれないんだよう。台湾内で旅行…というにも、台湾で唯一の長い休みであるこの時期は、旅行もラッシュであちこちでものすごい渋滞のニュースばかり。なので、日本のお正月よろしく、ぼんやりと何をするでもなく毎日だらだらとすごしておりました。

そんな中、「これくらいは行っておこうぜ」と出かけたのが、平渓。台湾通の方はご存知かと思いますが、旧正月の15日、元宵節に天燈節なるものが行われる町でございます。近年は、15日でなくても、何回かのイベントが準備され、そのうちの一つが1月31日土曜日にとりおこなわれたのであります。


この日の会場は平渓線終着駅のある「菁桐」というエリア。この「菁桐国民小学校」の校庭から一斉に天燈を飛ばすというイベント。


時間すれすれでは混むだろうということで、日中午後早めに台北を出ました。

菁桐はこのような小さな町です。


15:00くらいに町に到着しましたが、結構な人出。皆さん駅から線路内に入って思い思いに天燈飛ばしに熱中。
天燈は駅近辺の老街、途中の国道などで購入できます。1個100元から120元ほど。購入すると、ペンを渡され、それぞれの願い事を記入。
お店の人が、天燈に油をしみこませた紙をセットしてくれます。

家族ではなく他の方にモデルになっていただきましたが、
かようにしばらく抑えて中にガスを充満させ、

手を離す。

飛んだー。

かなり速いスピードであっという間に上がっていきます。


日が暮れるまで、しばらくは皆さんが飛ばすランタンを眺めてまったりと。


18:00から会場でランタン飛ばしです。日中整理券を配付して、10回ほどの参加者を決めるみたい。ここでは一度に飛ばすランタンは50個程度。
短いムービーですが、このような感じです。


やはり想像よりは現実の方が美しい。ありきたりな言葉ですが、幻想的な一瞬でありました。わざわざ行った甲斐がありました。


今年はあと2回、これよりも大きなイベントを行うそうです。
2月7日 平渓国民中学校にて
2月9日 十分天燈廣場にて

両日は交通規制も引かれるとのことなので、車でのお出かけにはご注意くださいませ。