帰台


3週間の日本帰省は終わり、子どもたちの新学期に向け台湾に戻りました。まる2年台湾で生活し、1年ぶりの日本。長年暮らしたところとはいえ、さまざまなことに慣れず、戸惑い、いよいよ慣れてきたかなあと思った頃にはまた台湾に舞い戻りです。


どんなことに当惑してたかなあ……

・小銭が小さい
台湾は10元(30円相当)も日本の500円玉クラスの大きさ&重量なので手で触った感覚に違和感が。うまくお金の勘定ができず、ついつい札を出しつり銭が増え、小銭増殖の悪循環に。


・テレビのチャンネルが少ない
100チャンネルもある台湾が多すぎるのか(笑)


・支払いのときの店員さんとのやり取りが長い
多分やり取りしている内容は大差ないんですが、「袋はご入用ですか」は「要袋子嗎?」、「○○円のお預かりです」は「収你○○塊」……などなど同じ情報をもっと短い時間で伝えられるのですよ。中国語は。台湾のテンポに慣れてしまって、日本の支払いがえらく冗長に感じられるようになってしまいました。


・道路をぼんやり歩いても結構平気
いや、台湾では襲われるとかではなく、交通が危険なのと、道路に犬の落としものがかなり多く、気を抜いて道を歩くとかありえないのです。日本ではかなりぼんやりと歩いてましたね(笑)。


・切符の買い方が複雑
もっとすっきりできないものなんでしょうか……


とまあ、いろんなことにおろおろしながらの毎日でしたけど、食べなれた料理や味はやはり懐かしく、家族みんなだいぶ丸くなって帰って来ました。台北日本人学校は始業も日本の学校よりやや遅く、いまだにお休みモードのだらだら生活。早く日常に戻らなくてはと気ばかり焦ってます。


毎年桜の季節に帰れるのは幸いなこと。今年も満開桜を見てから台湾に戻ることができました。本当は私「花見は梅」派なんだけど、やっぱり日本の春って感じがしますものね。ちょっとお天気が悪い日が多く、花の色が冴えない日が多かったけれど。



懐かしいのでかつて住んでいたあたりの道に行ってみました。この道を子どもたちと保育園に通ったんですよねー。この季節は本当に白いトンネルで、ちょっと遠回りして「桜トンネルから帰ろう!」なんてやってたもんです。その子どもたちも今年からとうとう二人とも小学生。台北でどんなことを吸収していってくれるのかな。小さい頃に異国で育つなんていいことも悪いこともあるんだろうけれど、得がたい経験なのだから思いっきり楽しませてあげたいものです。