クリスマスシーズン

いよいよクリスマスですねー……と言ってはみましたが、台湾ではまださほどクリスマスのムードというわけでもありません。日本では最近のクリスマスセールはやたら早くて10月の末になると、そんな飾りつけも目にするようですが。


台湾では10月、11月と週年慶というバーゲンシーズンでして、各デパートで2週間ずつくらいの順繰りでセールが行われています。お互いに時期が重ならないようにしているみたいで、この2ヶ月は必ずどこかしらでセール中。その最後のセールが終わるとなんとなくクリスマスらしくなるんじゃないでしょうか。


町はまだまだでも、われらカトリック信徒からしてみると、いよいよクリスマスシーズン到来です。昨日の日曜日が教会暦最後の日曜日となり、待降節というクリスマス準備の期間に入りました。中国語だと「将臨期」というみたい。こっちの「節」は当日一日のみを表す言葉なんで、「期」を使うのかな。クリスマスは「聖誕節」です。
あ、そういえばサンタクロースは「聖誕老人」。


この時期に合わせて我が家ではクリスマスの飾りつけを開始します。今年はだんなさまが、馬小屋飾り*1をご所望で、こちらで探すことに。だけど、こちらで聖具売っている場所は以前こちらに在住の日本人信徒さんに、ものすごく大雑把に場所を聞いただけだったんですね。それでも、行き当たりばったりで行ってみることにしました。今後のためにも。


天成大飯店(コスモスホテル)のほぼ隣にそのお店はありました。私、ここ、この夏にお客さんを迎えに来たのに、ぜんぜん気がつかなかったんですけど…あれ?

聖保祿文物供應社
住所:台北市忠孝西路一段21號
電話:02-2371-0447
営業時間:月-土 9:30-18:30 日 10:00-18:30



日本でもおなじみ(と言っても業界人だけか……)の女子パウロ会のお店です。女子パウロ会というのは出版物を通して宣教を、というミッションの修道会なので、こうして書院を開いていらっしゃいます。日本の大きい教会の脇にある売店は、ほとんどこちらの会のものじゃないのかな。


お店の中なので写真は遠慮いたしましたが、中文と英文のカトリック関係、キリスト教関係の書物が美しく、きちんと並べられておりました。数冊でしたが、日本語の書物も。こちらのご年配の信徒さんには、日本語で書かれたものの方が理解しやすい方も多く(いわゆる日本語世代の方々)、おそらくそうした方のために用意されているのかと。そして、各種おメダイやロザリオもたくさん。これらのものは日本でもイタリアやフランスなどから輸入しているものなので、価格には差がなかったみたい。


だんなさまお目当ての馬小屋もありました。
対応してくれたシスターは青い目の方でしたけど、お名前をお聞きしたら「王修尼」。もう台湾でのミッションに専念されて、帰化なさっているんですね*2。もちろん、会話はずーっと中国語でした。(だんなと、ね)


そして、子どもたちが楽しみにしていたクリスマスツリーもお出ましです。
台湾で二回目のクリスマス。どんな風にすごすことになるのかな。

*1:キリスト生誕の場面を象った飾り。アシジの聖フランシスコがしたのが起源らしいですよ。

*2:そういや、台湾式足裏マッサージの祖も帰化した欧米系の神父さんですよ。呉神父。